2015年2月8日 星期日

任天堂「負の連鎖」、4年ぶり黒字を喜べず 3DSが国内外で苦戦、WiiUも振るわない

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任天堂「負の連鎖」、4年ぶり黒字を喜べず

3DSが国内外で苦戦、WiiUも振るわない

決算説明会で岩田聡社長は、「WiiUは海外市場で勢いが拡大している」と強調した
ようやく水面に顔が出た。
任天堂が1月28日に発表した2014年度第3四半期(4~12月期)決算では、営業利益が316億円(前年同期は15.7億円の営業赤字)と、4年ぶりに営業黒字を達成した。会見で岩田聡社長は「最重点の目標は、崩れてしまった収支バランスの改善だった。任天堂の未来も過剰に悲観視されてしまう」と安堵の表情を浮かべた。

3DS不振が響く

だが、営業黒字化できたのは、前期に据え置き型ゲーム機「WiiU」の在庫損を一括処理した改善効果が大きい。本業は厳しく、年末商戦の結果を受け、通期の営業利益を期初予想の400億円から200億円へ下方修正。今回の“戦犯”は携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売減だった。
国内では14年10月、一部機能を改良した「NeWニンテンドー3DS」を先行発売。岩田社長は「過去にもニンテンドーDS展開中に(改良版の)DSiを出し、プラットフォームの寿命が延びた。同じことを期待している」と語るが、利益率の高い3DS向けソフトも減少に転じている。
28日には今期の3DSの販売目標を、前期並みの1200万台から900万台へ引き下げた。2月には欧米市場にも改良版を投入するが、「ゲーム機販売を再びピーク水準まで盛り上げるほどの牽引力はなさそう」と、バークレイズ証券の沖汐勇樹アナリストは見る。改良版の投入で何とか販売数の急減を抑えているというのが現状だ。
業績悪化の元凶となったWiiUも不振が続く。
14年5月にはハードの普及を後押しするキラーソフトとして『マリオカート8』、12月には『大乱闘スマッシュブラザーズ』を発売。そのかいあって今期は360万台と販売増に転じる見通しだが、これは発売初年度の345万台と大差ない。国内市場だけを見ると、大きく減少に転じている。背景には、年末商戦を『妖怪ウォッチ』『ポケットモンスター』シリーズなど3DS向け人気ソフトに持っていかれたことが考えられると、任天堂側も認めている。

 次世代機の開発も

「WiiUはこのままで終わりとは思っていない」(岩田社長)。しかし、キラーソフト連発に次ぐ、有効打が見えてこないのも事実だ。たとえば、WiiUゲームパッドを生かした新作ゲームで爆発的ヒットが出るなど、ウルトラC級の挽回策なしには改善は見込めない。
何とか、通期で4年ぶりの営業黒字化への道筋はつけたが、問題は来期以降だ。岩田社長は「Newニンテンドー3DSで一山作れると思っている」と自信を見せたうえで、「17年3月期に任天堂らしい業績を目指す目標は変わっていない」と言い切る。が、過去最高の営業利益を記録した09年3月期の5552億円など、遠く及ばない。
水面下では3DSの後継機となる次世代ゲーム機の開発も進む。通信機能を重視した仕様などさまざまな憶測が飛び交うが、3DSからの世代交代には慎重にならざるをえない。据え置き型ゲーム機がWiiUで移行に失敗したことを考えると、同じ轍を踏むわけにはいかないからだ。
その一方、スマートフォン向けゲームについては、「スマートデバイスには物理的なボタンがない。『スーパーマリオ』などを楽しく遊べない」(岩田社長)と、あくまで専用機の必要性にこだわる姿勢は変わらない。
黒字浮上は視野に入るが、復活の道筋は見えない。任天堂の苦悩は続きそうだ。
「週刊東洋経済」2015年2月7日号<2日発売>「核心リポート04」を転載)

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