2014年9月中間連結決算について記者会見する任天堂の岩田聡社長=29日、大阪市
 任天堂が29日発表した2014年9月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が2億円の赤字となった。携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」などの販売が振るわなかった。中間期の営業赤字は4年連続だが、前年同期の232億円の赤字からは大幅に改善した。
 売上高は前年同期比12・8%減の1713億円だった。営業赤字の縮小に加え、円安で外貨建て資産の評価額が膨らみ155億円の利益が発生したことから、純利益は約24倍の143億円に拡大した。