2015年7月15日 星期三

「フリーメーソンに暗殺された」任天堂社長急死でLINEにバラ撒かれた怪文書

http://tocana.jp/2015/07/post_6826_entry.html


関連キーワード:フリーメーソン怪文書暗殺片岡亮
linekaibunsyo.jpg
 世界的ゲーム機メーカー任天堂の岩田聡社長が胆管腫瘍のため55歳で亡くなったショックからか、携帯アプリのLINEでは「暗殺された」とする怪文が流れている。
 岩田社長は2002年に社長に就任すると、人気ゲーム機「ニンテンドーDS」や「Wii」などを世に送り出した業界のカリスマで、昨年、胆管腫瘍の除去手術を受けたが、その後は職務復帰して元気な姿を見せていた。6月末の株主総会にも出席していたが、死の数日前に体調は急変し入院したところ、帰らぬ人となった。
 胆管腫瘍は肥満気味の男性に多いとされるがん腫瘍の一種で、早期発見して切除しても再発の可能性が高く、余命が数年以内ということも少なくない。発症には体重減少も伴うため、見た目にもやつれた感がはっきりと表れる。以前はふっくらしていた岩田社長が手術前後で細身になっていたのはまさにその例にも見え、無念の病死に疑う余地はないだろう。
 しかし、LINEでは無差別に「任天堂の岩田聡社長の暗殺疑惑について」という文章がバラ撒かれた。拡散を求めるその文章は長文を分割して送信されているもので、「岩田社長はフリーメーソンを裏切って抹殺された」というトンデモ話が書かれている。
【怪文書内容】
「花札を売っていた任天堂がゲーム事業を始めたのは、ユダヤ人の大物技術者の開発したゲーム機マグナボックスオデッセイIIの日本版発売がきっかけです。これを後援したのがビデオゲーム界の父、アタリ社の創業者ノーラン・ブッシュネル氏です。アタリは日本語の『当たり』が由来で、彼らは秘密結社フリーメーソンの一部派閥を組織してテレビゲームによる日本人のコントロールを目的とし、かつて日本人を夢中にさせたユダヤ人によるインベーダーゲームブームを再燃させようとしたのです。それ以来、日本のゲーム業界で任天堂の背後にフリーメーソン系の要人がいて、日本国民の愚民化を続けてきたのです。でも、これに抵抗したのが岩田社長だったのです」
 文中では、岩田社長が最近、言動を一変させたことがたくさん例に挙げられ、それがフリーメーソンを怒らせたとある。
「前は人気ソフトのスマホアプリ化を否定していたのに実際にはスマホ版を売りだした」
「スマホがゲーム機を超えることはないと課金ビジネスを否定していたのに急にDeNAと業務提携してスマホの課金事業に乗り出した」
「地球の裏側までゲームを届けると断言していたのにブラジルから撤退してしまった」
「3DSの立体視機能をオフにするとゲームがつまらなくなると発言していたのに立体視機能を削除した2DSを発売してしまった」
「海外でのソフト制作が増えていると発表したのに実際には減っていた」
「機体の値下げを全否定していたのに3DSの発売半年足らずで4割も値下げした」
 これら姿勢の一転が、背後で操る面々の不快感を買っていたとし「周囲のアドバイスを聞かない独裁的な経営が大赤字を生んで辞任が促されていたのに頑なにトップの座に居座り、体調悪化でも続投を表明したことで、ついに強制的な抹殺に至ったのです」と原文。
 また、過去にフリーメーソンについて「日本での会員数は約2000人で、多くは在日米軍関係者。日本人は300人程度」などと解説したことがある朝日新聞が、その命を受けて岩田社長の退陣を促す方向性で記事を出していたとすることも書かれており、朝日が3年前に取材もせずに岩田社長のインタビューを捏造していた問題は、朝日による岩田潰しの姿勢を岩田社長が感じ取って取材拒否したことが発端だとした。
 病死した岩田社長にとっては、あまりに不謹慎なLINEの怪文だが、世界的にユーザーがいる「ニンテンドー」のトップだけに、訃報にあわせ、こんなものが流れてくるのは、それだけ存在感が大きかったということでもある。
(文=ジャーナリスト・片岡亮)

沒有留言:

張貼留言