「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は任天堂による最後のWii Uタイトルに
「我々は本当にWii Uのライフサイクルの終わりに立っているのです」
任天堂は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が同社による最後のWii Uタイトルになると明らかにした。
米任天堂のレジー・フィサメィ氏は海外ゲームメディアPolygonのインタビューに答え、「ファーストパーティという観点から言いますと、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の後には何も新しい開発はありません。我々は本当にWii Uのライフサイクルの終わりに立っているのです」と話している。
任天堂は去年、Wii U本体の生産をまもなく終了すると発表していたが、Wii Uタイトルの開発に対する同社のスタンスは明らかにしていなかった。
フィサメィ氏はオンラインサービスがあるゲームに関しては、今後も対応を続けると明言している。「我々の立場から述べますと、(システムを)閉じるのはまだかなり先のことです。オンラインという意味で、まだかなりの規模の『(マリオ)カート』と「スプラトゥーン』のアクティビティが現在も行われています。それはこれからもサポートを続けます」
去年リリースされた任天堂の発表書類によると、まだ発売日などが決まっていない任天堂のWii Uタイトルは、宮本茂氏が手掛ける試験的プロジェクト「Project Giant Robot」のみとなる。こちらは去年10月の時点で発売日は「未定」と記されていた。
宮本氏は去年、「『Project Giant Robot』はセカンドプロジェクトとして始めたものです。残念なことに、まだ完全なゲームにすることは決まっていません」と話していた。
「Project Giant Robot」の中核となるコンセプトは、2つのスクリーンを使ってプレイすることだった。Nintendo Switchにはデュアルスクリーンがないこと、そして今回のニュースからすると、このゲームはどうやら中止になったとみて良さそうだ。
任天堂がこれまでに発売したゲーム機のうち、Wii Uは2016年9月の時点で最も販売台数が少ないハードウェアであることがわかっていた。
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