米国でキャンピングカー全焼、消防局はWiiを発火原因に指摘
米国コロラド州で、男性の住むキャンピングカーが全焼する事件があり、任天堂のゲーム機Wiiが発火原因の可能性として指摘されていることが分かりました。

地元メディアの報道によると、被害にあったのは、コロラドスプリングス在住のTrevor Pellegrinさん。火事のあった5月19日火曜日、自宅のキャンピングカーでWiiを使ってNetflixを視聴した後、Wiiの電源を切って打ち合わせのために近所へ出かけました。

すると隣人から「お前の家が燃えているぞ」と電話があり、Pellegrinさんは驚いて泣き叫びながら自宅に戻り、ドアを開けた瞬間、真っ黒な煙と炎に包まれたそうです。幸い、Pellegrinさんに大きな怪我はなく、財産も回収できたそうですが、キャンピングカーはほぼ全焼で、テレビや衣類もすべて燃えてしまい、Wii本体は原型を留めないほど溶けてしまっています。

コロラドスプリングス消防局の火災調査官は地元メディアに対し、当初タバコの火も発火原因として調査していたものの可能性は低く、Wii本体以外の原因は考えにくいとの見解を伝えています。Pellegrinさんの話によると、近々保険会社が事故現場に入り、X線を使ってWii本体の調査を行うとのこと。

なお、現時点で任天堂から正式なコメントは発表されていませんが、PellegrinさんにはNintendo UK担当者よりメールで返答があり、Nintendo of Americaに直接問い合わせるように指示があったということです。