2015年1月23日 星期五

元任天堂幹部「任天堂の偉い人達は今のゲームの隆盛を理解できていない。だから企画が通らず潰される」

http://blog.esuteru.com/archives/8028053.html

元任天堂幹部「任天堂の偉い人達は今のゲームの隆盛を理解できていない。だから企画が通らず潰される」




Dan Adelman氏: リスク・テーキングに報いない任天堂
http://ameblo.jp/seek202/entry-11980490468.html
名称未設定 15


元任天堂のDan Adelman氏がDrombleとのインタビューにて:

「任天堂は日本企業というだけではなく、京都に本社を置く会社です。事情を知らない人のために説明すると、日本人にとっての京都の会社というのは、アメリカ人にとっての日本企業のようなものなのです。京都の企業は大変に伝統的で、また極めて強いタテ階層があり、決定は合議で行います。残念なことに、そうした体制はだれもが批評家であり、決定を下せる人がおらず、一方で拒否権は全員にあるという文化を作り上げているのです。

「岩田社長でさえ、日本の役員一人を否定するような決定を下すことを忌避することがしょっちゅうあります。だから何かをするには山ほどの根回しをしなければならないのです。いろいろなグループと話し、彼らの同意をとりつけ、その同意をもとに他のグループの支持をとりつけるのです。子会社の立場ではさらに一層複雑です。何かを始めるには、それと同じコトをまずはNoAやNoEで(あるいはその両方で)やり通し、さらに本社でそっくり同じことをしなければなりません。極めて効率が悪いですし、時間もかかります。このやり方で一番危険な点は、誰か一人でもノーと言い張ったならその企画は死んだも同然だということなのです。だから一般的に言えば、変わった企画がこのプロセスを通ることなどありません。発案者がトップででもなければね。

さらにAdelman氏は、任天堂の偉い人たちは現代のゲーム業界に十分に触れていないことを示唆した。Adelman氏によると「(任天堂の偉い人たちは)ファミコンとスーファミで育った世代で、オンライン・ゲーム、アカウント・システム、フレンド、あるいはPCゲームの隆盛といったことをなかなか理解できないのです。いろいろなアイディアがまだ芽のうちに潰されてしまうことがしょっちゅうありますが、拒否権をもつ人たちがそのアイディアを理解できないという、ただそれだの理由なのです。

社内に斬新な視点を持ち込もうとする人にとって、それは間違いなくイライラさせられることだろう。だがもっと大きな問題があるとAdelman氏は指摘する。任天堂は、ものを作る上で大きなリスクをとることを、社員にとって良くないことにしてしまっているのだ。

「…そうした(リスクのある)アイディアをものにしようと努力するだけの理由はありません。リスクをとっても報いられることはないのです。結局、会社から評価されるのは長期的な忠誠心なのです。いままで通りのことをするのが一番確実なやり方です。社内のあらゆるレベルの人が大胆な企画を形にするのを応援されていると感じ、またそれによって報いられるよう、任天堂が一致して努めるのを心から見たいと思っています。



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