任天堂：通期純損益予想を250億円赤字に下方修正－岩田社長が会見へ

　　１月17日（ブルームバーグ）：任天堂が2014年３月期通期の純損益の見通しを250億円の赤字に下方修正した。従来は550億円の黒字予想だった。岩田聡社長が午後４時半から大阪で記者会見を開く予定。

発表資料によると、年末商戦でハードウェアの販売が振るわず、ソフトウェアの売り上げが予想を大きく下回った。これにともない今期の「Ｗｉｉ（ウィー）Ｕ」の販売予想を従来の900万台から280万台に、同機用ソフトについては3800万本から1900万本に引き下げた。

ブルームバーグが集計したアナリスト16人の今期の純利益の予想平均は491億円の黒字だった。前期まで２期連続で営業赤字だった任天堂だが、今期は岩田社長が営業利益1000億円達成をコミットメント（公約）として掲げていた。